ボクシングの連打の打ち方や、練習で意識するポイントなど、まとめました。
初心者におすすめのコンビネーション攻撃も合わせて紹介します。
効果的な連打とは?
ボクシングの試合では、偶然パンチが当たって、簡単にKOしてしまうことがあります。
いわゆるラッキーパンチですね。
なぜKOになったか、それはヒットするタイミングが想像以上だったこと、もしくは相手の防御が悪かったことが主な原因です。
そんなラッキーパンチで簡単に相手が倒れることもあれば、またある時は、顔やボディーを連打しても、相手にダメージを与えることができない場合があります。
なぜ相手にダメージを与えることができないのか、その理由は、やみくもに攻撃しても、パンチを打つ体勢が整っていないと効果的に決まらないからです。
つまり、しっかり計算された連打を打たなければ、相手にダメージを与えることはできません。
一流のプロボクサーなら、このチャンスを突破口にして一気にたたみかけます。
そして計算された連打で相手を追い込んで、最後にクリーンショットを浴びせるでしょう。
連打のコツ
例えば、左ジャブが相手の顔面に2、3発決まった場合、右ストレートでアゴを狙います。
相手がぐらついたら、すぐに左フックをアゴに打ち込んでダウンを奪います。
こういう連打が理想的なコンビネーションブローの一つです。
左ジャブから右ストレートの連打はいわゆる「ワンツー」ですが、それに加えて左フックでダメ押しする形になります。
連打で大切なことは、リズミカルにパンチを打つことです。
連打の練習は、普段のスパーリングやシャドーボクシングで、動きを繰り返して、体で覚えて身につけます。
左ジャブを打ったら、反射的に右ストレートがフォローアップされるように、リズムに乗って練習してみてください。
初心者向け連打攻撃
初心者におすすめのコンビネーション攻撃を紹介します。
ぜひチャレンジして習得してみてください。
ワンツーブロー
左ジャブを顔面に打ったら、すぐに右ストレートを打ちます。
これが一番基本の連打です。
ワンツーは、特にタイミングを意識するようにしてください。
あせるとタイミングがずれるので、あわてずに左ジャブが当たるのを確認してから、右ストレートを打つようにしましょう。
右ストレートを打つ時に、右足の爪先で後方にキックするようにして重心を左足に移して、右肩を左方向にまわして、十分体重を乗せることがポイントです。
試合の相手は動いていますので、相手の反撃を予想することも忘れないようにしてください。
左だけのワンツーブロー
左から右のワンツーができるようになったら、左をフックに切替えて、左ジャブから左フックという、左だけのワンツーブローを練習してみてください。
左ジャブを打った後、その左手の位置を変えずに、重心を右足に移します。
そして左ヒジを曲げて、相手のアゴを狙って右方向に振り抜くように、左フックを打ちます。
右手は相手の反撃に備えて、上体からアゴをガードする位置になるように、意識してみてください。
ワンツースリーブロー
左ジャブと右ストレートのワンツーの後、最後に左フックを打ちます。
最後に
連打の練習は自然に体が動くようになるまで、繰り返すことが大事です。
ラッキーパンチではなく、計算された連打で勝利に結びつけられるように、意識して取り組んでみてください。
初心者向けコンビネーションをマスターしたら、次は上級者向けコンビネーションにチャレンジ!