ボクシングのディフェンスが上達するために知っておくべき事をまとめました。
「攻撃だけ」「防御だけ」はありえないボクシング
ボクシングは、攻撃と防御が絶対に必要です。
攻撃だけのボクシング、もしくは防御だけのボクシングはあり得ません。
ただし「攻撃は最大の防御」といわれるように、攻撃が同時に防御の役割を担うことがあります。
また、防御がヒントになって攻撃のチャンスが生まれることもあります。
つまりボクシングにおける攻撃と防御は、どちらか一方が欠けることがない、密接な相対関係にあることを認識しておかなければいけません。
必要不可欠なディフェンス技術
防御の技術は、攻撃より奥深くて難しいものです。
しかも派手な感じがなく、努力の成果が形になりにくいので、防御技術の習得が、おろそかになりやすいです。
ではディフェンスを考えないで試合を行うと一体どうなるか、おそらく頭部や顔面を打たれて、確実に脳神経や視神経を痛める事でしょう。
自分の体を守るためにも、初心者の頃から、ディフェンス技術を磨くことをおすすめします。
テクニック中心の技巧派ボクサーは長生き?
防御を無視して、勇ましく果敢にせめるタイプのボクサーは、健康をむしばむような疾患を抱えてしまうことが多いです。
反対に、テクニックとスピードを中心に戦う技巧派ボクサーは、一般的に息が長い傾向があります。
もちろん色々なタイプのボクサーがいますが、健康を守るためにも、ディフェンス技術をしっかり身につけたいですね。
ディフェンス上達のポイント
ボクシング技術は、攻撃と防御が互いに関係しあいながら、成り立っています。
つまり、優れた技術は、攻撃と防御の絶妙なバランスで形成されています。
防御の最初の目的は、もちろん相手の攻撃を防ぐことですが、ボクシングの試合では、それで終わりではありません。
相手の攻撃を防いだ後に、すぐ自分の攻撃につなげることが大切です。
ディフェンス上達のポイントは、その後の反撃へのスムーズな移行を身につけるところに答えがあります。
ディフェンス技術は多種多様
防御は自分の体を、あらゆる危険から守るテクニックですので、攻撃技術と比べて、複雑で種類が多いです。
- ブロッキング
- スリッピング
- パーリング
- ガーディング
- ピンニング
- ダッキング
- サイド・ステッピング
- ウイービング
- ロック・アウェー
- クリンチング
最後に
ディフェンスが上達するためには、まず防御と攻撃の関係を理解しておく必要があります。
何のために防御するか、最終的に自分が相手を攻撃することが目的になります。
相手の攻撃を防いだ後に、どうやって相手を攻撃するか、防御に備える段階である程度イメージしておくと、反撃に移行しやすくなるでしょう。