ジャブの打ち方と練習のコツ【ボクシングのパンチ】

ボクシングのジャブの打ち方や、練習で意識するポイントなど、まとめました。

左は世界を制す

左ジャブは数あるパンチの中で最も重要で、基本的なパンチです。

ジャブを効果的に打つためには、より速く、スピードが求められます。

相手を攻撃する目的の他、相手の突進を抑制する牽制や、カウンターなど攻守に使える万能なパンチです。

「左は世界を制す」と言われ、ボクシング技術の中でも重要なテクニックになります。

ボクサーは左ジャブを猛練習して、効果的に使えるレベルになってはじめて、一人前になれると言ってもよいでしょう。

中には、左ジャブの猛練習を続けて、文字通り世界チャンピオンになったボクサーも多いです。

左ジャブの打ち方のコツ

  1. 基本スタンスから軽いフットワークで動きます。
    そして、左肩を少し体の中心部に向かって回転させながら、左手を少し上向きに、前方へ突き出します。
  2. この時に、腰や足の体重移動はしません。
    肩を少し回転させる力だけで打つようにします。
  3. スピードを速く打つと、当たった瞬間の反動で、左手が元の構えの位置に自然に戻ります。
    肩の回転だけで打ち、拳は内側にひねるように突き出すと、拳の関節部が上向きになって、相手の顔やアゴに当たりやすくなります。
  4. 左ジャブが相手に当たった瞬間、パンチを止めずに、アゴや顔を打ち抜くように、勢いをつけて打つことが大事です。
  5. パンチを打つ時に、前に倒れかかろうとする重力を左ジャブにかけます。
    例えば、相手が突っこんでくる出鼻にタイミング良く合わせれば、カウンターになります。
    このテクニックを有効に使うことができれば、一人前の腕前と言えるでしょう。

左ジャブの練習で意識するべきポイント

  1. ジャブを打つ時は、拳や肩など、体全体をリラックスした状態にします。
  2. スナップをきかした動作を体全体になじませて、無理な力がかからないように意識することが大事です。
  3. 左ジャブで大切なことは、速く正確に打つことです。
  4. フットワークを使って、前後左右にステップしたり、まわったりして、どんな角度からでも打てるように繰り返し練習しましょう。

最後に

「左は世界を制す」と言われ、左ジャブを極めて文字通り世界チャンピオンになったボクサーがたくさんいます。

ボクシング技術の中で、最も重要で基本的なパンチになりますので、初心者の方は特に、しっかり練習してマスターしましょう。

ジャブは攻守に使える万能性が特長ですので、試合で効果的に使えれば戦略の幅が広がります。

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