ボクシングの正しい構え方【オーソドックス・スタイル】

どんなスポーツにも当てはまることですが、正しいフォームが基本になります。

とくにボクシングは基本姿勢が大切です。

基本姿勢は攻撃だけでなく防御にも影響するため、体全体でおぼえるつもりで、しっかり習得しましょう。

オーソドックス・スタイルの構え方

※左利きの場合は逆になります

【両足の構え】

  1. 普段の歩く感じで立ってみて、左足を軽く一歩前に踏み出す。
  2. 一歩前に出した左足を少し右側に向けて、足裏を床につける。
  3. 右足は左足の後方に約40度の角度で開く。そして右側に少しずらして、かかとを上げて爪先で軽く立つ。

両足の位置が決まったら、その姿勢で屈伸をしてみてください。

しゃがんだときに、上体がぐらついた場合は、右足の位置が正しくない可能性が高いです。

楽に屈伸できる位置に調節する必要があります。

【両手の構え】

両足の構えが正しくできた後に両手を構えます。

  1. 左手の拳を軽く握った状態で肘を曲げて、左肩の高さまであげる。
  2. 右手は軽く開いて、アゴを守るように、右手をアゴの近くまでもってくる。この時の右肘は右の横腹をカバーする位置にくるようにする。
  3. 手の位置が決まった後に、左肩を右肩より少し高く上げて、アゴを引く。相手がアゴを狙ってきた場合に左肩で守れるように備える。

以上がアップライト・スタイルという標準的な構え方ですが、他にも上体を少しかがめたセミ・クラウチや、上体を深くかがめたフル・クラウチなど、特殊な構え方があります。

初心者の方は必ず、標準スタンスで練習をはじめてください。

ある程度の基本を身につけた後で、自分の性格や体格に合わせた構え方を習得することをおすすめします。

構えるときの注意点

どの構え方でも注意すべきことは、楽な状態でリラックスすることです。

体の筋肉を緊張させるのは、パンチを打つ時だけになります。

体だけでなく拳も、パンチを打つ時以外は軽く握るようにしてください。

また、両足の重心のかけ方は、右足と左足の重心が均等になるように心がけて、楽な状態を維持します。

リラックスした状態が、理想的な攻防のバランスをつくるコツになります。

最後に

ボクシングの基本姿勢を正しく身につけることが大切です。

なぜなら、攻撃する時も守る時も、構え方次第でそれぞれの効果が違ってくるからです。

ボクシングの試合は、特に攻守のバランスをつくって相手より優位にたつことが勝利のカギになります。

初心者の方はまず標準的な構え方を習得してから、ボクシングの土台をつくりましょう。

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