ボクシングに役立つ筋力トレーニングや、ボクサーの体作りに必要なポイントをまとめました。
ボクサーの体作り
ボクサーの体作りは、体操やランニング、なわとび等のウォームアップや予備運動から始まり、あらゆるスポーツの運動が、ボクシングに必要な体作りに役立ちます。
しかもスポーツだけでなく、日常の労働さえ予備運動に含まれます。
例えば、重労働の中で体力を養う世界チャンピオンもいたくらいです。
筋トレのメニュー例
- 腹筋運動
- プッシュアップ(腕立て伏せ)
- 首の筋トレ
- 相手に首を上から下に向かって押してもらって、首を上方に向かって10秒間持ち上げて、首の屈筋と伸筋を鍛えます。
- リングのコーナーで、両足をリングのロープで支えて(逆立ち状態)首を左右にねじります。慣れないと危険ですので注意が必要です。
ボクシングに役立つ筋力トレーニングは?
ボクサーにとって、一瞬でパワーを発揮する筋力と、運動を長く続ける持久力の両方が必要です。
ただ、筋肉を大きくするために、重いバーベルを持って筋トレすることはありません。
なぜなら、ウエイトトレーニングをやり過ぎると、筋肉が硬直して敏捷性が失われるからです。
ボクサーにとって理想的な筋肉は柔軟性があって、強い力を発揮する筋肉です。
したがって、体幹とインナーマッスルを鍛えることが、ボクシングに役に立つ筋力トレーニングになります。
尚、体幹とインナーマッスルのトレーニングは、自己流ではなく専門家のトレーナーに教わるようにしてください。
体幹は、腰回り、背中、おなか、胸などの胴体の部分です。
体幹が安定すれば、強いパンチにつながります。
インナーマッスルは、体の内部の細かい筋肉です。
インナーマッスルを鍛えることで、ボクシングのスムーズな動きを生み出します。
ゴムテープや細いチューブを引っ張ったり、引き上げたりして、肩まわりのインナーマッスルを刺激して鍛えることが可能です。
効率良く鍛えるのに大切なことは?
ボクシングの試合で、最高の技術を発揮するためには、選手自身に基礎体力が備わっていることが条件になります。
ボクサーに必要なスピードや持久力、敏捷性は、ジムワークを含めて、日々のトレーニングによって養われます。
一朝一夕で、どうにかなるものではありません。
一つ一つのトレーニングに、どれだけ効率的に集中して取り組めるかが重要なポイントです。
目的意識のある練習が名ボクサーをつくります。
ストレッチングで柔軟な体へ
練習の前後はストレッチングで筋肉をケアしましょう。
柔軟な体をつくることで、故障やケガを予防したり、スピード豊かな動きをもたらします。
体の柔軟性には個人差がありますので、無理して伸ばしすぎることがないようにしてください。
逆に故障の原因になりますので、注意が必要です。
最後に
試合で最高のパフォーマンスを発揮するためにも、筋トレや体作りのトレーニングを積み重ねて、基礎体力を備えておきましょう。
目的意識をもってトレーニングに集中することで、練習の成果が向上します。