ボクシングの拳の握り方~パンチの打ち方【基本編】

ボクシングにおけるパンチの基本「拳の握り方」を解説します。

その他、強いパンチを打つために知っておくべきことをまとめました。

正しい拳の握り方

ボクシングは拳が武器ですので、いわばボクサーの生命といえる大切なものです。

そのため、拳が損傷してしまうと、拳で闘うボクサーにとっては深刻な事態になります。

なるべく拳の怪我を負うことがないように、正しい握り方を身につけましょう。

【拳の握り方】

  1. 親指以外の4本の指を手の中に折り込む。そして人差し指と中指の上に親指をかけて握る。
  2. ナックルパートは、人差し指から小指まで4本の第一関節と第二関節の間の部分を指しますが、握った時にナックルパートがデコボコにならずに、平になるように握ること。
  3. 指が突起してナックルパートがデコボコの状態だと、パンチの衝撃で拳を痛めやすくなるので注意。
  4. 拳は相手に当たる直前で硬く握るため、それ以外の所で力を入れて握る必要はない。パンチの角度が悪いと、親指が突き指しやすくなるので注意。

パンチにおける手と腕の役割

手と腕は、相手の急所にパンチを打ちこむため、体全体のパワーを拳に伝達する役割があります。

ボクサーは、下半身から腰と肩の回転の力を利用して強いパンチを打ちますが、手と腕が体全体のパワーを先端の拳に伝えることで、強打が生まれるわけです。

そのため、力の伝達作用を担う手と腕が貧弱だと、せっかくのエネルギーが大きく損なわれてしまいます。

効果的な強いパンチを打つためにも、手と腕をしっかり鍛えて、強靱で柔軟な筋肉を手に入れることが必要です。

左ジャブ、右ストレート、左フック、アッパーカット…など

最後に

パンチの際、正しく拳を握ることで、怪我のリスクを減らすことができます。

特にボクシング初心者の方はしっかり基本を習得しましょう。

変な握り方をしてしまうと、パンチの角度によっては、指に大きなダメージを負いかねません。

ちなみに、パンチの際に怪我のリスクを減らすためには、握った時にナックルパートが4本とも平になるようにすることが重要です。

ナックルパートがデコボコの状態だと突き指が起こりやすくなります。

ボクサーにとって拳は生命線といえる大切なものですので、慎重に扱うようにしてください。

正しい拳の握り方の次に意識するのは、パンチを打つ時に体全体の力をどうやって拳に集中させるかということです。

手と腕が力を伝達する役割を担うため、その筋力を高めれば、パンチ力の強化につながります。

腰と肩の回転力、手と腕の働きかけで、強いパンチが打てるようになりますので、まずは正しい形を心がけるところからスタートしてみてください。

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