ボクシングの試合で勝つために必要な技術は2つあります。
ひとつは駆け引きのテクニック、そしてもうひとつは戦い方の戦略です。
ボクシングの駆け引きのテクニックとは
駆け引きのテクニックは、リング上での頭脳戦を意味します。
ボクサーは試合まで多くの練習を積み重ねますが、実際にリングに上がって対戦するときに、練習で経験しない不測の事態が起こります。
駆け引きのテクニックは、何かハプニングが起こった時に自分を守るのに役立つ能力です。
これは試合前に、コーチやトレーナーがいくら教えても経験しなければ身につくことはありません。
実際の試合経験を積み重ねることで、相手の攻防に対応して、相手の裏をかくことができるようになります。
駆け引きのテクニックを身につけるコツ
- 目をつぶらずに、相手の動作を観察する
- 唇をかまない
- 鼻で呼吸する
- いざという時すぐに動作できるように筋肉をゆるめて力まない
- 足を引きずらない
- フットワークは飛びはねない
- パンチをむやみに出さない
- 相手のパンチはなるべくギリギリの位置でよける
- 両手は常に基本姿勢で構えて、だらりと下げない
- 相手がパンチを出そうと気配を感じたら、必ず動くこと
…など
ボクシングの戦い方の戦略とは
相手のスタイルや特徴、弱点を研究して、自分の有利に戦えるように作戦を立てることを意味します。
例えば、背の高いボクサーや強打のパンチャーとの対戦、サウスポーとの対戦など、相手のタイプやファイトスタイルによって作戦計画は変わります。
ただし、試合は計画通りに進むわけではありませんので、予想しない事態が起きた時に、どうやって対処するか、駆け引きのテクニックを想定した戦略も必要です。
最後に
ボクシング初心者や強くなりたいボクサーのために「勝つための技術」を解説しました。
「駆け引きのテクニック」と「戦い方の戦略」は、ボクシングの試合結果を左右する大事な要素になります。
特に、駆け引きは試合を経験することで身につけるもので、なかなか練習で準備することはできません。
試合中は、とにかく相手を冷静に観察して、しっかり状況を把握することが大切です。
リング上での頭脳戦を有利にできるように、すぐ動けるように筋肉をゆるめたりして、上記の駆け引きを身につけるコツを意識してみてください。
戦い方がわかっていても、いざという時に体が思うように動かなければ意味がありません。
試合本番で、自分の力を思う存分発揮できるように、普段の練習の積み重ねが重要になります。
戦い方の具体的な戦略については、別のページでまとめていますので、そちらもご覧頂ければと思います。