持久力をつけるボクシングの練習メニューを紹介します。
効果的なロードワークの練習メニュー
一般的に持久力は、個々の筋肉の持久力と、心肺機能の持久力に分類されます。
ボクシングは、フットワークからパンチ攻撃など、全身を使って動きますので、心肺機能の持久力を鍛えることが必要です。
心肺機能の持久力はロードワークをして、全身に負荷をかけて鍛えることができます。
ボクサーのロードワークといえば、ジョギングのイメージをもつ人が多いかもしれませんが、ずっと同じメニューばかりこなしても、面白みがありません。
単純に「走る」というロードワークの練習メニューでも、変化をもたせることで、モチベーションを上げたり、効果的なスタミナ作りが可能です。
例えば、持久走、スピード練習、休養的ジョギング、持久的スピード練習など、曜日ごとにメニューを変えます。
そうすることで、ボクシングで長時間戦い抜くための持久力を、飽きる事なくトレーニングできます。
- 持久走
…一般的なボクサーのロードワークと同じ - スピード練習
…50mダッシュ30本(インターバル50mジョグ) - 持久的スピード練習
…800~5000mの全力走を複数本
【1000m3分ペースを目標】
例)800mを5本(インターバル1分)
もしくは1000mを4本(インターバル200mジョグ)
5000mのタイムトライアルなど - 休養的ジョギング
…ゆっくり気ままに走って疲労回復
ロードワークのコツ
ロードワークは、スピードや地形に変化をつけながら、取り組んでみてください。
そして量をこなす時は、硬いアスファルトの道ばかりだと、ヒザを痛めますので、芝生や土の上を選ぶ工夫をしてみましょう。
坂道や林の中など自然の地形を利用すれば、心と体をリラックスさせながら、強化できます。
バリエーションは色々ですので、苦しいロードワークも自分に合う方法を見つけて、楽しみながら練習するのがおすすめです。
持久力をつけるサンドバッグ打ちの練習メニュー
ロードワークだけでなく、ジムワークでも全身持久力を高めるトレーニングを行います。
持久力をつけるためには、サンドバッグを使った練習がおすすめです。
一般的にサンドバッグを使った練習は、試合時間を想定して3分インターバル1分の繰り返しが多いと思いますが、ロードワークと同様に、サンドバッグ練習も変化をつけて行います。
例えば、短時間でハードな無酸素運動を行えば、筋肉に乳酸を蓄積させて、耐性や回復力を養うことが可能です。
もちろん、インターバルを取らずに長時間連続で練習することもできます。
日替わりで練習メニューを変更すれば、慣れたり、飽きることがありませんので、効果的に体に刺激を与えることができます。
- サンドバッグに5秒間全力で
コンビネーションを打ちこみ、
20セット繰り返します。(インターバル20秒) - 1ラウンド10分でサンドバッグを叩き、
3セット繰り返します。(インターバル5分)
最後に
持久力・スタミナをつけるためのトレーニングは苦しいものですが、いかに自分に合う方法をみつけるかが重要です。
精神的に前向きに取り組めるように、練習メニューに変化をつけて、工夫して実践してみてください。